サボテンとデパコス
四日目だ
正確には1日休んじゃったけど、無理してやることじゃない。
好きな時に好きなことを、長続きのコツ。
好きなアプリのキャラクターもこういっている
だから
三日坊主は過ぎたぞ、三日坊主卒業だ。
よかったね、これで好きなお話できるよ。
前の記事で書いたJILLSTUARTとの出会いのお話をしようと思う。
これだけジルジル言ってるが初めてのデパコスはJILLSTUARTではなかった。ANNA SUIだ。
ANNA SUI、ホームページを見るだけで色が濃く、大人の色っぽいブランドだと思った。
一生自分は手なんか出せないだろう
貰い物だった、妹からの
自分はこれだけ喪女やらサボテンやら言っているが妹は真逆だった
妹は中高一貫校に通っている受験生だ
そんな彼女が1年前に修学旅行で行ったハワイの免税店で買ってきたのだ。
ちなみに中三で行ったニュージーランドでの語学研修のお土産ではキウイという鳥の鳴くぬいぐるみを買ってきたのだ、二年ですっかりと妹は大人びてしまった。
私はそのグロスをちょっとしたお出かけや遠征時に使っていた、でも正直ベタベタ感に慣れなかったのと匂い、というか味が気になって今はドレッサーにしまっている。ごめんよ。
そして一年前から私はあるコンテンツにハマっている。
ASMRだ。
いわゆる音フェチ動画と言われるもので、声優が使われているシチュエーションCDとは違う。
有名なもので物を食べる音だったり、タッピング、耳かきの音を聞いて癒されていた。
そしてそのASMRを投稿しているYouTuberのことを好きになった。
ここまで書いたら分かるかもしれないが、JILLSTUARTはその人がタッピングで使っていまコスメだった。
持っているコスメを使ってタッピングという企画でCANMAKEなどプチプラやCHANELやらDiorも使われていたが、私はその中のJILLSTUARTに引かれたのだ。
キラキラとした、ラメが沢山着いた、リップに鏡がついたもの
忘れかけていたサボテンのちょっとした乙女心をくすぐられた
それから私はジルのホームページを見てみた、値段は高いとは感じたが、思ったより高くはなかった。
オタクに使っている何かを我慢すれば買えるという考えまでになった。
でもよくいう百貨店のカウンターに行く様な勇気も格好もないし、通販でわざわざ頼むような……
結局その日はこういう世界があるんだな、私にはまだ早いとパソコンを閉じた。
私はしばらく妹の誕生日プレゼントを何にするか迷っていた。
ちなみに一年前はコピックのセットをプレゼントした。
妹は母にシャボン系の香水が欲しいと言っていた、すっかりお洒落を気にする女子だった。
私はもう一度ジルのホームページを開いてコスメと睨めっこしていた。
私にはセンスがない、似合っているかという判別がつかない。
だから色を見ただけでは彼女に似合うのかは全く想像も出来なかった。
結果としてプレゼントはハンドクリームにした。
お値段もお手頃だったし当たり外れがないからだ。
数日後、家にはJILLSTUARTと書かれた真っ白い箱が届いた、ときめきが止まらなかった。
開けてみると包まれたハンドクリームとショップバックが入っていた
かわいい、かわいい、使ってみたい
いやいや、これは妹のためのプレゼント
妹はとてもとても喜んでくれた、かわいい、かわいいと言ってくれたし何より
「お姉ちゃんがこんなかわいいもの買ってくるなんて……!!」
と成長を喜ぶ姉のように喜んでくれた。
そして何ヶ月か経って私の誕生日になった。
我が家は誕生日は日付が変わるとおめでとうと言葉と共にプレゼントを渡すのが習慣になっていた。
母からは持ち運べるドレッサーを貰った、妹からはJILLSTUARTのリップブロッサムという口紅を貰った。
真夜中だったが貰いたてのリップを塗ってはしゃいだ
母も妹も、後で見せた父も似合ってると言ってくれてとても嬉しかった。
そこからブランド物に対するハードルがだんだんと落ちてきた。
美容会ではクリスマスコフレが話題に上がる季節になった。
私は当日のJILLSTUARTのクリスマスコフレのサイトにちょっとの期待をもってネット予約が開始されるのを待った。
時刻になって予約サイトに進むと画面が動かなくなってしまった。
こ、これは先着順チケット戦争だ……
私は1度だけ防衛部のライブに先行で落ち、一般先着
で挑んだことがある。
負けたのだ、負けた。
同じようにあーーこれは負けるわ、そんなね、こんなお洒落のおの字もない娘が手に入れるよりはかわいいかわいいお姉さんが手に入れた方がいいもんな!!
でもやっぱりちょっとというかだいぶ悔しかったから数時間後にもう一度サイトを見た。奇跡的に繋がった。そのままクレジットカードを用意して見事私は初めてのクリスマスコフレ、2018年のJILLSTUARTを手に入れたのだ。
数日後にまた真っ白い箱が届いた。
わくわくしながら箱を開けると真っ白いポーチと様々なコスメが入っていた。
かわいい、めちゃくちゃかわいい
自分は決してジルが似合うようなふわふわとした可愛い女の子ではないが手に入れただけでなんだか少しだけ可愛くなれた気がした。
初めてそのコフレを使って化粧したのは防衛部のライブの時だ。
昔は夜行バスユーザーだったが最近は新幹線を使うようになった。新幹線のお話もしたい、まだまだブログやめられないね
顔がいつもよりキラキラしてるように見えた。
アイシャドウはブラウン系のものだったがラメがキラキラと入っていて瞼に乗せるだけでどきどきした。
初めて、お化粧をする楽しみを味わえたような気がした。
楽しいじゃん、お化粧
毎日完璧にするのは大変だし面倒くさいかもしれないけど
自分が楽しみにしているところにいつもより着飾って、お化粧して出かけるの、楽しいじゃん