サボテンの花の水やり

三日坊主の成長備忘録 早く人間になりたいなぁ

サボテンと運転その1

三日坊主を卒業したので毎日ブログを更新することは無くなったが、ちょこちょこと書いては下書きに保存している。
文字を打つのが楽しくなってきた。
日課になりつつある。

三日坊主は飽き性ではあるが、習慣づくとルーティーンとして組み込まれて活動するのが苦ではなくなる。

さて、今日はなんの話をしようかな。

私にはある程度仲良くなった人に必ずしている失敗エピソードが何個かある。

持久走の授業でぎっくり腰になって友人に担いで運ばれたこともある。

なんというか私は基本的にどんくさいのだ。


そんな私のどんくささが一番憎かったのは車運転だ。

田舎住まいなので車はまあ必要だと思っていた。
あとみんな免許取ってたし。

私は二年前の夏、市内の車校に通い始めた。

色々な手続きをして車校の人に授業のスケジュールを組んでもらった。

始まったのは7月だった、10月頃には卒業出来る予定だった。
先に結論だけ言おう。

私が車校を卒業出来たのは2月だった。

しかも仮免許の期限が切れる3日前と、本当に本当にギリギリだったのだ。







車校は大学の前期のテスト週間が終わりがけ、夏休みに入る頃からスタートした。

まず、基本中の基本の知識、それから車校の狭い教室で運転シミュレーションを行った。

座学はそこまで問題ではなかった。

そうなると次は運転だ。

講師に案内され今日使う車に乗り込んだ。

まずは出発前点検だ、よし、よし、全部使えるぞ!!

次は座席の調節だ。

うーーん、ちょっと足が届くのがギリギリだ……


私は身長が低い、そして足も短い。
そうなるとまあ届かないよね!!と自分の中では思ってた、予想はしていた。

隣の教官に
「そんなにシート前だと狭くない??」
と聞かれて
「あっ、これでも完璧には届いてないので……」
と返すと苦笑いされたのを今でも覚えている。

まずは車校内のコースをグルグルと走る練習だった。

最初の内は5キロぐらいしか出せなかった。

「速度表示見て!!30キロだよ!!もっと踏んで!!」
「むっ、無理ですこわいです!!」
私は運転が破滅的に苦手だった。

あと恐怖心が強い。
所謂ビビりだ。

とにかく新しい事に挑戦するのが苦手だった。



初めての運転は半泣きだった。


何回目かになるとその恐怖心もだんだんと小さくなって30キロはビビりながらも出せるようになった。

さあ次はなんだ、何で躓くかな。


運転はずっと直線ではいけない、どこかで曲がらないといけない。
左折はまあ、そこそこはいけた。
教官に
「あんたそんな風じゃ後ろからくるバイクひくからね」
とは言われたが。

問題は"右折だ"

道路には右折の流れのような線が書いてある、めちゃくちゃざっくりだ。

ざっくりすぎて当時の私はまったく参考に出来なかった。

今なら分かるがあの線は本当にざっくりという流れだけでこの線を完璧になぞるように走れという意味ではないのはわかる。

でもその時の私はとにかく完璧になぞらなくては死ぬ、事故ると思い込んでしまうぐらいだった。

いっそのこと車道にレールが敷かれてその上を走らせてくれと思ったぐらいだ。

右折の話はここで置いとこう。

まず公道に出る前に本当に本当に躓いてしまったのは
S字だった。

クランクという90度90度で角度を変えて走るのはまだ、なんとかなんとかいけた。

しょっちゅう脱輪したしポールにぶつかったけど。


S字はレールというものは敷かれていたが緩やかにカーブするという、私が1番苦手な事だった。

苦手な人はコースで2回ぐらい脱輪するらしいが、私は6回以上脱輪していた。

角度を変える度に脱輪をするものだから隣の教官は呆れて、ドア開けて外降りろ。まだこんなに空間が空いてる。スペースのなんとなくの把握も分からない??
としょっちゅう怒られた。

私は怒られることが嫌いだ、1番嫌い。
だからなるべく人を怒らせないように生きてきたつもりではあるがめちゃくちゃに怒られた。
あれは指導のつもりだったんだろうが、私はとにかく怖かった。

スペースのなんとなくの把握もできない、何を言ってるのかも分からなかったが、そんなこと言ったら今度はもっと酷いことを言われそうでちいさく

「なんとなくは……はい」

と答えた。

見えないタイヤの位置を車校通いたてで理解しろというのが正直無理だろと思った。

でも同じ時期に入った生徒はもうみんな公道に出ていた。

S字の練習をしだしてから、運転の授業が始まる音楽が流れるとため息をついたし手足が震えたし、半泣き状態になってしまった。

それでもまあ、なんとか、ほんとうになんとか、多分これ以上の時間をやっていたら卒業が危ういのか仮免の試験を受けれる試験を合格させてくれた。


仮免の試験では脱輪はしなかった。
私は本番に強いタイプだった。

やったーーー!!!!と油断していたらまさかの筆記で落ちたので調子に乗るのは辞めようと本当に思った。


仮免を取得すると公道に出ることが出来る。

次はそんな公道での運転について話していきたいと思う。
少し書くのをサボると一気に書けなくなっちゃうなぁ………