推しと推しカプと勝利したい話
「あんさんぶるスターズ!」というゲームを知っているだろうか
※カップリングの話とライハ組に対して嫌な言い方をしてるかも知れません。
このゲームはイベントやガチャの予告がくるとなにかとトレンド入りするなど大人気だ。
私はこのあんスタを初期からやっていた。
一応事前登録もしていた
だが正確に言うと2015年9月のイベント「反逆!王の騎行」通称ジャッジメントと呼ばれるものから真剣にやり始めた。
それよりも前は別ジャンルの推しの中の人が担当するキャラクターが好きだな~たぶん、推しじゃない??といった緩い感覚でしかゲームを楽しんでなかった。
ストーリーを全部回収するのも怪しいぐらいでアクティブユーザーには含まれない程度だった。
やってないイベントもあった、ゲームのイラストは好きだけど推しがいまいち確定しない……
そして秋、あんスタに新キャラクターが実装されることになった。
Knightsの長らく不在だったリーダー月永レオだ。
月永レオは中の人が好きで、その人が演じてる、なら久しぶりにあんスタ復帰しよう!!
と軽い気持ちで私は久しぶりにアプリを開いた。
わたしはその時点で推せそうなキャラがいた。
朱桜司だ、今の推しだ。
顔が好き、お坊ちゃま、一人称が私。
だったり自分の好きな属性が詰まっていた。
話し始めると長くなるので簡単に書こう。
そのジャッジメントはそんなまだまだユニットの新参者な司と久しぶりに帰ってきたリーダー、王様の喧嘩の話だ。
ストーリーは本当に本当に面白くて最高だった
そして私はこのレオと司の二人の関係性に落ちたのだ。
ちょろい、太陽と月、光と闇のような対称的な関係性に弱いのだ。
あんスタにはイベントとスカウト、所謂ガチャの2種類がある。
そしてカードのレア度は☆1~☆5まで。
イベントもスカウトも☆3からカードがある。
有難いことにカードは1枚だけで変身、このゲームでは開花というが絵柄を変えることが出来た。
そして何枚か重ねるとカードのステータスをあげることが出来た。
司が推しとなった自分は彼がスカウトやイベントに来る度に喜び、カードを必死にゲットしようとした。
☆3は比較的簡単に手に入れることが出来る、スカウトでも排出確率は高い。
☆4から上、高レアのカードはイベントではそこそこのポイントが必要だし、スカウトも排出率は低くなる。
私はあるスカウトでそんな排出率に初めて苦しまされる。
スカウト!冬の初詣
☆5は明星スバル、作品の1番の主人公だ。
カードもとってもキラキラしていてうわぁ、キラキラだと思った。
そして☆4が朱桜司。
スカウトでは恒常のカードを除くと彼の☆4はこれが初めてだった。
私はスカウトが始まり日付が変わると同時にSkypeを繋げながらガチャを回した。
結果は☆5がきたのだ。それ以外は特攻の☆3が何枚か。
推しは出なかった、☆4だよ、☆4なのに……
それからそのスカウト期間にもう一度10連をしてなんとかそのカードは手に入れることが出来た。
大切な思い出のカードだ、未だにその時以外に来てないから数は重ねられていない。
それから色々あった、彼のジャッジメント以来の☆5イベントでは、2枚取りしたくて走った。
2枚取りのボーダー順位より8位低くて悔しかったが2枚取りできなかった。私はこのイベントで初めてダイヤが足りなくなり課金をした。
彼の初めてのスカウト☆5も手に入れるのに苦労した。
そのスカウト期間中に40連は回したが来ず、復刻のスカウトも何度か行い、通算100連目で来た。
とことん推しのカード運がない。
実習中にKnightsの箱イベが来た。スタフェスと呼ばれる今でもボーダーが高いと言われているイベントだ。
司はランボではなかった、しかも☆4だった。
普通に彼を1枚取るだけなら余裕でできたし、でも、箱イベが嬉しかったし、ストーリーがとても良くて走った。
朝から夕方まで実習を行い帰って記録を右手で書きながら左手でタップを続ける地獄のような生活だった。
実習はまだ軽めではあったがそれでも初めての実習でとてもとても辛かった、でも楽しかったのだ、推しに自分の時間と少しのお金を使って全力で愛を注ぐことは。
ジャッジメントの司の話をしよう。
私があんスタを始めるきっかけとなったこのイベント、実はカードを所持していなかった。
その時はまだゲームも始めたばっかりでカードも弱くて、イベントの走り方も分からなくてやっとの思いでストーリーを全部回収した。
あんスタにはイベントの復刻というものがあった。
11日間のイベントとイベントの間の休憩期間である3日間の間にイベントの復刻に参加することが出来た。
全部で15日間復刻期間は設けられている、いくらポイントを稼いでも15日を過ぎるとポイントは0になってしまう。
あんスタ!復刻やりまーーす!!と公式が告知をした時に私は絶対司を手に入れようと誓った。
司はランボだった、だから稼がなくてはいけないポイントはその当時のボーダーだった460万点よりも上なのは覚悟していた。
記念すべき復刻された初めてのイベントのランボボーダーは380万点だった。
まあ、それよりは点は稼がなくては……とは思っていた。
私はジャッジメントの復刻開始の日に倒れた。
倒れたというと誇張表現になるが、アレルギーのアナフィラキシーになった。
病院に運ばれ死にそうな思いで点滴を打ってもらい助かったが、復刻開始の時間は意識が朦朧としていた。
症状も収まり、病院で会計をしてもらってる間に私は
「そうだ、あんスタ……」
とまだ震える手で慌ててアプリを開き、復刻の点数を確認した。
910万点
910万点????
あ、わたしまだ意識がだめなんだわと現実逃避をするかのようにもう一度見たが点数は変わらなかった。
あのボーダー高いイベントスタフェスで死にそうな思いをしながら走っていたときも611万点しか行かなかったのだ
あーーーーーーーもうやるしかない!!
わたしはイベント参加分の石を15個払ってイベントを走り始めた。
復刻は全15日間だが、3日間×5回なので永遠と走り続けてる訳では無い。
まあでもその復刻期間中に推しイベントがきて結果としてはずっと走っていた。
そして無事彼のカードをゲットした。
生々しい話になるが私はこの司を手に入れるために3万円使った。
アルバイトはしているが他のものにもちょこちょことお金を使っているオタクが3万円を出すのは辛かった、3万円あったら何が出来る??円盤リレーもう1回はできたね。
でも後悔なんてなかったしとても嬉しい気持ちでいっぱいだった。
私はすぐさま彼を開花させて、その時のポイボのレオと並べてスクショを撮りまくった、えへへ、推しカプ……
私はわりと固定の腐女子だった、逆はほぼ見ないしそして相手違いもあまり好んでは見ない。
レオと関係性が深いキャラクターに1人外せない人がいる。
所謂私の推しカプから見ると相手違いだ、嫌いじゃない嫌いじゃないし見るよ、見る。
2人の関係性は好きだったがそれが恋愛、カップリングとして発展すると……ね、みたいな感じだ。
推しカプが正義!!そうです、だって私は面倒くさい腐女子
この2人、恐らく公式ライターが好きな2人なんだと思う。
だってこの2人だけの書き下ろしの話がノベルのおまけになってたり、この2人の書き下ろしのタペストリーが売られたり。
嫉妬だ
レオが登場したイベントで対となった司に私は落ちた。
対と言っても背中合わせとかそういうのじゃなくて向き合って対となるような関係性だった。
背中合わせはもう1人の方だった、同じ学年だし、親友だし、親友だし、不器用で伝わらない相思相愛だった。
私はそんな2人が好きだし、好きだよ、でも
光として登場した司が蚊帳の外にされるのが気に食わなかった、本当に面倒くさい。
今年度行われたイベントではもう今までにないほどにその2人が取り上げられた、どちらもランボ。おそろいだね、わかるよわかる。
レオは物語の関係上秋からしか登場しない、そして3年生の為すぐに卒業してしまう。
推しカプが同じ空間に入れるのはたった半年もないのだ。
だから悲しかった、本当に面倒くさいけど一緒にいられる、この2人の絡みを関係性を公式から与えられる材料がほとんどなかった。
そのイベント、司は司でまあ☆3だった。
でもランボだったから最終日までは会えないし、レオともう一人のカードも絵柄が良い、悔しいが良かったから走った。
今のあんスタはアクティブユーザーが増えたからか、ポイボ完凸の550万点に1000点を足した550万1000点でランボ☆5を1枚取れることになっている、私は550万1000点を越した瞬間石を砕くのを辞めた。
☆3の完凸ボーダーは☆5ランボ1枚ボーダーと同じ11000位だった。
その時の司は死神モチーフの衣装で鎌を持っていてめちゃくちゃ性癖に刺さって絶対完凸する~!!!
とか思っていたが、私はなんのために、どのふたりのために走っているのか分からなくなって辞めた。
長々と話しているがやっぱり推しカプが……言い方が悪いが勝つのがいいのだ。
勝つって表現、あんまり良くないけど、公式からもこの2人がペアとして完成形ですとアンサーを提示されるのが私の中の勝つだ。
このままでは負ける、相手に負ける。
公式はそうか、最終的にはやっぱりあっちが正解で司はあくまでレオを無理やり光の元へと連れた人となってしまうんだな。
返礼祭、私が今走っているイベントだ。
年度末の最後に後輩が先輩に今までありがとうございました、と感謝をしめすユニット内のラストライブの恒例のイベントだ。
今年は1年前から予想はしていたがKnightsだった。
私はずっと石を貯めていた、絶対返礼祭はジャッジメントのアンサー、レオと司のW☆5で揃えて大勝利するのだと信じていた。
イベント予告の日研修から帰宅し、洗濯物も入れ、全ての準備を済ませ私は恐る恐るTwitterを開いた。
まあ開く前にLINEで何人からか「生きて」と来ていたので予想はついていたがレオと司のW☆5だった。
そして普通のイベントでは☆4は2枚しかないのだが今回は特別、☆4が残りのKnightsメンバー3人分あった。
あぁ、私はこの11日間を走るためにあんすたに司に出会ったのだと思った。
この11日間、1日は無理だったが研修の休みを勝ち取った。
走るためだ、ひたすら課金をし、石を砕きコースを周回し、ライブを叩いてポイントを稼いでランボ☆5を完凸するためだ。
ランボ完凸ボーダーは2000位だ。
あんすたのアクティブユーザーはだいたい20万人だ、そのうちのたった2000人だけが完凸できる。
司はポイボだった、レオがランボだ。
どちらがランボでも完凸するつもりではいたけど。
あんスタの中でKnightsは恐らく1番の人気ユニットだ。
単純に金が取れる、あとレオはその中でも1番の人気だ恐らく。
ボーダーは荒れた、荒れている。今もイベント中だから。
日付が変わると毎日ボーダーを過去のイベントと合わせてグラフにしてくれるアカウントがある。
最近のイベントの中でもう群を抜いて高いし、今までの高いボーダーと比べても比べ物にならないぐらい高いのだ。
えげつない課金額になった。
そして課金をしただけではポイントはもらえない、その課金をした分の石を砕いて砕いてポイントを稼いぐのだ。
1位などランカーと比べると10分の1しかポイントは稼げていないがとにかく辛い、私はこのために時間だけは確保したが辛い、辛いよ。
毎日220万点、ポイボ司2枚分(通称2司)を取ってやっと安心出来る600位ぐらいに入れる。
社会人はどうやって走っているのだろう。今後社会人となった私は推しイベを走れるのだろうか……
でもまあ550万1000点を取ろうと思うだけなら2日走り続ければいいことが分かったから今後もあんスタは続ける。
カードは完凸(5枚取り)をすると今後カードをゲットしてもポイントになってしまう、愛しい愛しいカッコイイ最高のカード司を私はもう7枚はポイントにしてしまった。
本当になんのために走っているのだろう。
イベントストーリーは前代未聞の3分割で配信されることになった。
初日には最初の5話しか配信されなかった、ストーリーを読んだらなぜかみんなフィレンツェにいたし、なぜか3年同士は同棲秒読みみたいな解釈してもおかしくないようなあれだった。
でも司が初めてレオのことを名前で読んだ、それだけではい推しカプ結婚した、結婚しました!!と笑顔で石を割り続けた。
そして2分割目が昨日公開された
ジャッジメントのアンサーだった。
ジャッジメントはレオが司に吹っかけた喧嘩だった。
今回、レクイエムはわざとメンバーに酷いことを言い挑発し、それをちゃんと意味があると分かった上で司から喧嘩を決戦を仕掛けたのだ。
対称的、どうみてもアンサー
前は何もわからず分かろうともしなかった司が全て分かった上で決戦を申し込んだ、アンサーだ。
2分割目はそこで終わった、3分割目はイベント最終日の15時に公開される。
う、運営鬼畜~!!!
でも
もうなんのために走っているかわからないなんて言わない、先の読めない結末がわからない。
それでも笑顔が約束された結末なのはわかる。
推しカプがちゃんと報われるのかはわからない、でも私はアンサーが見たかった、それだけで十分だった。
アンサーが答えが返礼が約束された残りのストーリー、最終日私は笑ってありがとうと読めるだろうか。
長くなってしまった、そろそろ石砕きに戻らねば。
ボーダーは生き物油断なんて出来ない。そのために私はお金と時間と大きな愛を持って走っているのだ。